「新卒採用はまだ間に合うの?」と、不安を抱えている2023卒の就活生は多いのではないでしょうか。周囲を見渡しても、就活を行っている学生や応募できる企業が減ってきているため、心配になるのは当たり前です。
しかし、新卒採用をしている企業の探し方や内定を勝ち取るコツを知っておくと、内定獲得も時間の問題です。
この記事では、新卒採用がまだ間に合う理由と企業の探し方、内定を勝ち取るコツを解説します。新卒採用を効率よく進められる就活サイト7選を紹介するので、内定獲得を目指している就活生は、ぜひ参考にしてください。
2023卒の新卒採用はまだ間に合うの?例年の就職内定率をもとに解説
結論から述べると、2023卒の新卒採用はまだ間に合います。株式会社リクルートが発表した次のデータをもとに、まだ間に合う理由を解説します。
就職内定率を調べたデータによると、2023卒の6月12日現在では70%以上の方が内定を持っている状況です。
2022卒のデータを見ると、3月卒業時点の就職内定率は96.4%のため、諦めずに就活を続けたほとんどの方が内定を獲得していることがわかります。
内定を得られていない就活生でも、就活対策を行えば新卒採用にはまだ間に合います。
まだ間に合う!新卒採用を実施している企業の探し方【2023卒向け】
2023卒の就活生が新卒採用を探すには、企業の募集時期について把握しておくことが大切です。以下では、一般的に言われている採用活動の時期を紹介します。
夏採用 | 秋採用 | 冬採用 | |
時期 | 6〜8月 | 9~11月 | 12月〜3月 |
エントリーシートの提出期限 | 5月末〜6月末 | 8月末〜9月末 | 12月末 |
それぞれ、採用時期やエントリーシートの提出期限が異なるため、上記の時期を目安に企業を探すとよいでしょう。秋採用・冬採用の特徴は、予定人員が埋まり次第、採用活動を切り上げる企業が多いことです。
冬採用の際は選考から内定までのスケジュールが短く、面接内容が重視されていると言われています。
以下で紹介する、新卒採用を実施している企業の探し方を知っておけば、自己分析や企業研究に時間をかけられるため、内定を得る確率を上げられるでしょう。
- 就活サイトを活用する
- 就活コミュニティーに参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 合同説明会や選考会などのイベントに参加する
ここからは、5つの企業の探し方について詳しく解説します。
就活サイトを活用する
卒業までに内定を獲得するためには、就活サイトの活用が必須です。就活サイトでは、採用活動を実施している企業の情報を入手しやすく、エントリーできる企業を簡単に探せます。
就活サイトには、「ナビ型就活サイト」「スカウト型就活サイト」「エージェント型就活サイト」の3種類があります。各就活サイトの特徴は、以下の通りです。
- ナビ型就活サイト:就活に関する情報を網羅的に紹介している就活サイト
- スカウト型就活サイト:企業からオファーがくる就活サイト
- エージェント型就活サイト:就活に詳しいアドバイザーとマンツーマンで就活を進められる就活サイト
就活を効率よく進めるためには、スカウト型就活サイトやエージェント型就活サイトを併用することが大切です。
就活コミュニティに参加する
卒業までに内定を獲得するためには、採用状況がリアルタイムで把握できる就活コミュニティの利用がおすすめです。就活コミュニティでは、就活に必要な情報をいち早く得られます。
就活コミュニティは、他の大学に通う就活生との意見交換の場でもあります。お互いが持っている情報を交換しつつ、新卒採用に間に合うように行動しましょう。
大学のキャリアセンターを利用する
卒業までに内定を獲得するためには、大学のキャリアセンターを利用することも大切です。大学のキャリアセンターで取り扱っている求人情報は定期的に更新されるため、直近で採用活動を実施している企業を簡単に把握できます。
大学のキャリアセンターでは、内定獲得が遅れている就活生をたくさんサポートしています。そのため、就活で遅れをとっている学生がどのように就活に臨めば内定を得られるのかをアドバイスすることが可能です。
大学のキャリアセンターと就活サイトを併用すると、短期間で内定を得られる確率は高まるでしょう。
合同説明会や選考会などのイベントに参加する
合同説明会や選考会などに参加している企業は、新卒採用に力を入れています。採用担当者や役員が合同説明会や選考会に参加する企業では、その場で内定を出すケースが少なくありません。
卒業までに内定を得たい方は、オンラインよりオフラインで実施されている合同説明会や選考会に参加することがおすすめです。オフラインのイベントでは、採用担当者に自分のことを覚えてもらいやすく、就活が有利になる可能性があります。
まだ間に合う!2023卒の新卒採用で内定を勝ち取る対策
企業から新卒採用で内定を勝ち取る対策は次の通りです。
- 自己分析を徹底してエントリーシートに力を入れる
- 面接練習を徹底して本番に臨む
これから内定獲得を目指すのであれば、他の就活生よりも自分のことを魅力的にアピールする力が求められます。
企業側は、一次選考から二次選考、三次選考と時期が遅くなればなるほど、就活生の経歴・スキルよりも人柄で採用すべきかを判断する機会が多くなります。
そのため、エントリーシートの作成・面接対策に力を入れ、自分のことを企業に売り込むことが、内定を得るためには重要です。
ここからは、新卒採用で内定を勝ち取る2つのコツについて詳しく解説します。
自己分析を徹底してエントリーシートに力を入れる
企業の採用担当者は、エントリーシートに記載している内容をもとに、書類選考を実施します。エントリーシートに記載している内容によっては、自分の魅力が十分にアピールできず不採用になる恐れがあります。
エントリーシートを作成する際は、長所・経験・志望動機の3つに力を入れましょう。採用担当者の多くは、長所・経験・志望動機の項目に注目して書類選考の合否を判断します。
長所・経験・志望動機を深掘りして内容を濃くしたい場合は、自己分析を徹底して自分の過去を棚卸しすることが大切です。
例えば、志望動機であれば、なぜ就職したいのか・何を成し遂げたいのか・どのような活躍がしたいのかなど、自分に問いかけていくと内容が濃くなります。
他の項目も、自己分析を徹底して内容を深掘りしていけば、魅力的なエントリーシートを作成できます。
エントリーシートを作成する際に、本格的な自己分析を行いたい方は、下記の記事を参考にしながら自己分析に取り組んでみましょう。
面接練習を徹底して本番に臨む
面接練習を繰り返すことも、内定を得られる可能性を高める方法の一つです。採用担当者は、面接時に堂々と答えられる就活生を採用したいと考えます。
面接練習では、自分の伝えたいことを話す練習に力を入れると効果が期待できます。エントリーシートで記入した長所や経験は、面接で聞かれる定番の質問のため必ず覚えておきましょう。
面接の際は、質問に対して堂々と答えるだけで、他の就活生と差を付けられます。定番の質問には自信を持って答えられるまでは、面接練習を徹底することをおすすめします。
2023卒の新卒採用にまだ間に合う!利用すべきおすすめ就活サイト7選
内定獲得を目指すには、就活を効率よく進められる就活サイトの利用が重要です。エントリーシートの記入を手助けしてくれる「エージェント型就活サイト」や、企業からスカウトされる「スカウト型就活サイト」を活用することがおすすめです。
ここからは、早く内定を得たい方に適した就活サイトを7つ厳選して紹介します。
キャリアチケット
キャリアチケットは、「量より質」の就活サポートが特徴のエージェント型就活サイトです。最短2週間で内定獲得を実現したこともあるため、遅い時期からの就活でも、安心して就活に取り組めます。
キャリアチケット利用者の声を見ると、「1ヶ月以内に内定を獲得できた」という就活生が多く見られました。企業の採用数が減少してくる時期でも、キャリアチケットを利用すれば自分に合った企業から内定を得られる確率が高まるでしょう。
内定を獲得していない2023卒の就活生は、キャリアチケットを活用しながら、自分に合う最適な企業を探してみてください。
dodaキャンパス
dodaキャンパスは、2021年オリコン顧客満足度調査「逆求人型就活サービス」で第1位を獲得している、スカウト型就活サイトです。
dodaキャンパスでは、就活生の経験や努力を評価する企業から特別なオファーが届くため、内定を獲得しやすいという特徴があります。
2021年5月時点でdodaキャンパスを利用している就活生のオファー受信率は、97%に達します。内定獲得に間に合わせるためにも、dodaキャンパスに登録しておきましょう。
ジョブスプリング
ジョブスプリングは、徹底したカウンセリングが持ち味のエージェント型就活サイトです。カウンセリングは、CUBIC適性検査を活用し、利用者と業界の相性を比較・可視化できます。
ジョブスプリングでは、厳選した3〜4社しか紹介しません。適性検査を軸にした企業紹介により、内定承諾率70%に達しています。
ジョブスプリングでは、企業を紹介するほかに、合同説明会や就活セミナーのイベントを開催しています。就活に関する情報を得やすく、効率よく就活を進めたい学生におすすめです。
OfferBox(オファーボックス)
OfferBox(オファーボックス)は、学生利用者率が高いスカウト型就活サイトです。ProFuture株式会社の調査では、2018〜2021年の4年連続で学生利用率No.1となっています。
オファーボックスのプロフィール入力率が80%以上入力した就活生のオファー受信率は、2020年卒実績(2019年5月時点)で、93.6%と高い水準です。
大手企業からベンチャー企業まで、登録企業数が1万社を超えているオファーボックスを活用し、自分に合う企業を探してみましょう。
キャリセン就活エージェント
キャリセン就活エージェントは、新卒専門のエージェント型就活サイトです。2022年3月現在、6万人を超える学生と面談し、1,000社以上の紹介実績があります。
キャリセン就活エージェントでは、最短2週間で内定を獲得した実績があり、内定を得ていない就活生の強い味方です。また、就活生が抱える「自己PRや強みがわからない」という悩みを丁寧な面談により、徹底的なサポートを受けられます。
キャリセン就活エージェントを利用した就活生の、初回面談満足率は88%と高い数値です。丁寧な面談と最短2週間での内定獲得ができる就活サイトを選びたい方は、キャリセン就活エージェントがおすすめです。
キミスカ
キミスカは、10万人以上の就活生が利用しているスカウト型就活サイトです。他のスカウト型就活サイトとは異なり、就活生に対する興味度を「気になる」「本気」「プラチナ」の3段階に分けていることが特徴です。
キミスカを利用している企業は、スカウトメールの制限があるため、あなたのプロフィール情報に興味を持ったときしか連絡しません。
キミスカは、さまざまな企業からスカウトメールが届く可能性が高く、業界業種を吟味したい方に最適です。新卒採用に間に合わせるには、プロフィールを作り込むことが大切です。
JOB TV
JOB TVは、株式会社Starbankが運営する、動画でエントリーできるタイプの就活サイトです。従来の就活サイトとは異なり、動画を通じ就活生と企業の求める情報を手軽に把握できるため、スピーディなマッチングを実現させています。
JOB TVでは自己PR動画を活用しながら就活に臨むため、利用者の人柄に興味を持った企業からのみオファーが届きます。
利用者と企業側がお互いのことをある程度知った状態で選考が進むことから、通常の選考よりも面接回数が少なくなるかもしれません。動画を用いて就活をスピーディに進めたい方は、JOB TVを利用しましょう。
まとめ
2022年卒の就職内定率を見ると、大学卒業までには96%の方が内定を獲得しています。現在、内定を得ていない就活生でも新卒採用をしている企業の探し方がわかれば、内定獲得を実現できます。
内定を獲得するためには、各企業のエントリーシートの締め切り時期や、募集要項を確認することが重要です。
企業は募集人数に達した段階で応募を締め切ります。気になる企業を見つけた際には、就活サイトなどを活用し、エントリーまで時間をかけないことが大切です。
就活サイトの一つであるジョブスプリングは、CUBIC適性検査を活用して自分と業界の相性を比較・可視化するため、マッチした企業に出会いやすいという特徴があります。
自分に合う企業と出会えると、内定を得られる可能性が高まるため、長く勤められる企業を見つけたい方はジョブスプリングの利用がおすすめです。