東京都には多くの企業の本社があり、就職先を見つけやすい特徴があります。2023年卒の就活生のなかには、「東京都で行われるおすすめの合同説明会を知りたい」という人もいるでしょう。
東京都では、さまざまな事務局が中心となり就活が解禁される春から秋ごろにかけて、各エリアで毎週合同説明会が実施されています。
この記事では、東京都で開催されている合同説明会の特徴・参加すべき合同説明会を紹介します。2023年卒の就職内定率予想・東京都の20代前半の平均給与も解説するため、ぜひ参考にしてください。
東京都で開催されている合同説明会の特徴
東京都では、埼玉県・千葉県などの企業も参加する合同説明会が開催されます。就活解禁日から、さまざまなエリアで合同説明会が実施されており、企業の情報を集めやすい傾向です。また、保育・福祉など特定の業界に絞った合同説明会も東京都では多く開催されています。
近年では、Web上で合同説明会も開催されており、他の地方の合同説明会にも簡単に参加することが可能です。地方へ就職したい人は、Web上で開催される合同説明会を有効活用しましょう。
【2023年卒向け】東京都で参加できる合同説明会・企業説明会5つ
東京都では、有名な就活エージェントによる合同説明会が他の都道府県に比べて頻繁に実施されています。タイミングや就活エージェントによって参加する企業が異なるため、複数の合同説明会に参加することが大切です。
ここからは、東京都で参加できる合同説明会・企業説明会を5つ紹介します。
dodaキャンパスの合同説明会
dodaキャンパスは、「株式会社ベネッセi-キャリア」が運営している就活支援サービスです。「dodaキャンパスLIVE」というWeb上の合同説明会に力を入れています。
dodaキャンパスLIVEでは、ファシリテーターが「企業の業績」「労働環境」など、就活生が聞きにくい内容を代わりに質問してくれます。また、合同説明会に参加しながら企業にオファーリクエストが可能です。
dodaキャンパスの詳しい概要が知りたい人は、下記のボタンをクリックしてみましょう。
マイナビの合同説明会
マイナビは、dodaと並ぶ就活生に人気のある就活支援サービスを運営しています。全国さまざまな箇所で合同説明会を開催しており、有名企業から地域に根ざした企業まで幅広く参加しています。
マイナビの合同説明会では、無料送迎バスを出していることがあり、エリアによっては交通費がかかりません。また、開催された時期によって参加する企業が異なるため、合同説明会に参加するたびに新たな企業の情報を集めることができます。
マイナビの合同説明会が気になる人は、下記のボタンから詳しい情報を確認してください。
キミスカの合同説明会
キミスカは、企業からオファーが届く逆求人型の就活サービスです。逆求人型の就活サービスでは、企業から就活生にオファーが届きます。
キミスカでは、「企業説明会」と「キミスカ主催イベント」の2つが開催されています。キミスカの企業説明会とは、キミスカを利用している企業が個別に開催する説明会のことであり、キミスカ主催イベントとはキミスカ運営事務局が主催している合同説明会のことです。
キミスカ主催イベントでは、企業説明会の他にグループワークが行われます。企業の採用担当者は、グループワークの様子を見て、気になる学生を個別スカウトできます。スカウトされると選考案内につながる可能性があるため、スムーズに就活を進められるでしょう。
キミスカ主催イベントは、自己アピールを行わなくても企業の採用担当者の目に留まる可能性があるため、企業に自分を売り込むことが苦手ない人に適しています。キミスカを詳しく知りたい場合は、下記のボタンから公式サイトをチェックしてみましょう。
ミーツカンパニーの合同説明会
ミーツカンパニーの合同説明会は、座談会式で合同説明会を実施しており、少人数で実施されます。企業の担当者との距離感が近く、掘り下げた質問できる、企業・業界の情報を詳しく理解できるなどのメリットがあります。
企業によっては社長が担当者として参加していることもあり、その場で内定が出ることもあります。特に関東エリアの企業がミーツカンパニーを利用しているため、東京都で就活を行う人には最適の就活支援サービスです。
ミーツカンパニーの詳しい情報を得たい人は、下記のボタンから確認してください。
東京しごとセンターの企業説明会
東京しごとセンターとは、都民の雇用や就業を支援するために設置した、求人情報の掲載・能力開発・合同説明会などを実施している就職支援サイトです。
東京しごとセンターのヤングコーナーでは、学生や第二新卒の人を中心に就職活動の支援をしています。通常の合同説明会だけでなく、実際の企業に訪問して職場を見学しながら説明を受けられる、「JOBトラベル」という独自の合同説明会も実施しています。
東京しごとセンターの詳しい概要が知りたい人は、下記のボタンから確認してみましょう。
2023年卒の大卒者の就職内定率予想
大卒者の就職内定率は、毎年90%以上となっています。リーマンショックの影響を受けた2009・2010年卒における大卒者の就職内定率も90%以上超えており、大卒であればほとんどの人が就職先を見つけることができる状況です。
下記は、2019卒〜2021卒の就職内定率をまとめた表です。
卒業年 | 2019年卒 | 2020年卒 | 2021年卒 |
内定率(4月時点) | 97.6% | 98% | 96% |
(出典:厚生労働省「令和3年3月大学等卒業者の就職状況を公表します」)
2019卒・2020卒の就職内定率は、ほぼ100%に達する状況でした。しかし、2021卒の就職内定率は96%に下がっています。2021年卒の就職内定率が下がった要因は、コロナウイルスの感染拡大により、採用者を減らす企業が増えたためです。
2023年卒における大卒者の就職内定率は、コロナウイルスの収束状況によって左右されることが考えられます。しかし、例年通りであれば90%以上の就職内定率を見込めるため、就職先が見つからない2023年卒の就活生は少ないでしょう。
東京都における20代前半の平均給与
給与は生活面に直結する項目であるため、就職後にどれだけの給与が得られるかをあらかじめ理解しておくことが大切です。下記は、東京都における20代前半の平均給与・平均賞与を男女別にまとめた表です。
平均給与 | 平均賞与 | |
男性 | 約25万円 | 約33万円 |
女性 | 約24万円 | 約31万円 |
男女計 | 約24万円 | 約32万円 |
平均給与および平均賞与は、高卒者・専門卒者の数値も含まれているため、大卒者であれば上記の金額より給与・賞与は高くなる可能性があります。
東京都の男女の平均給与は約24万円であり、手取りに換算すると約18万円前後です。また、年収に換算すると約320万円となります。東京都の家賃相場は、1ルームであっても6万円以上する物件が多く、20代前半で一人暮らしをすることは金銭的に難しい傾向です。
ただし、社宅が完備してある企業に就職したり、東京都の郊外や埼玉県・千葉県で物件を探したりすれば、20代前半の人であっても一人暮らしができるでしょう。
東京都で有名な企業3つ
東京都には、銀行業・小売業などの業種に携わる有名な企業の本社が多くあります。また、インフラ系・通信系などの有名な企業の本社も少なくありません。
有名企業は、「福利厚生が手厚い」「昇給しやすい」など、待遇面が整っている傾向です。以下では、東京都で有名な企業を3社紹介します。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、世界各国に拠点を持つ銀行です。「東京外国為替市場お客さま評価総合ランキング」は2006年〜2019年の14年間連続1位、2018年度の「M&Aアドバイザリー」は世界1位などの実績があります。
2022年卒の新卒採用情報は、三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行・三菱UFJニスコなど、グループ会社を含め合計7社から出されている状況です。「完全週休2日制」「住宅手当あり」などがあり、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは働きやすい環境が整っています。
本田技研工業株式会社
本田技研工業株式会社も、東京に本社を構える企業の一つです。自動車・バイクなどを製造・販売しています。本田技研工業株式会社の2020年の世界累計販売台数は約2,530万台であり、売上収益は13兆1,705億円となっています。
グローバルな企業で働くことは、海外赴任などのチャンスがあり、仕事の幅が広がりやすい傾向です。仕事を通してさまざまな経験をしたい人は、本田技研工業株式会社のような世界に展開している企業で働くことをおすすめします。
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、2005年に株式会社セブンイレブン・ジャパンと株式会社イトーヨーカ堂の2社が経営統合したのちに設立した企業です。コンビニエンスストア・スーパーなどの小売業をメインに手がける企業であり、2021年2月末時点の連結従業員数は135,332人となっています。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスのなかでも、株式会社セブンイレブン・ジャパンでは2021年5月から2023年卒のプレエントリー受付を開始している状況です。早い時期から募集受付がされており、多くの新卒者採用が行われる可能性があります。
まとめ
東京都では、春から秋ごろにかけて毎年さまざまな合同説明会が開催されている状況です。近年では、会場で行われる合同説明会以外にもWeb上から参加できる合同説明会があります。
Web上で参加できる合同説明会のなかには、「企業にオファーリクエストができる」「ファシリテーターが就活生が聞きにくい質問を企業にぶつけてくれる」場合があります。
自分に合う企業を見つけるためには、複数の合同説明会に参加し、企業調査を行うことが大切です。まずは、就活支援サービスに登録して合同説明会に参加する予約から始めてみましょう。