2011年度に卒業した社会人の3年以内の離職率はなんと…。
32.4%です。
32.4%というのは、およそ3人に1人が辞めている計算になります。ものすごく高い数字です。
このような状態になった原因の一つとして卒業年度が関係します。
就職氷河期
2011年度の就職率は過去最低だと言われています。就職が厳しかった就職氷河期ですね。
2011年度、2012年度はとにかくどこかに就職しようとみんな必死でした。
震災の影響と不景気も重なり、就職率は過去最低でした。
そのため、職種に関係なくとにかく就職できる職場に就職した学生が多くいました。
凌ぎで就職した当時の学生たちが、3年経過した2015年に挙って転職活動を開始したのです。
2011年卒業者の離職率!サービス業は特に離職率が高かった
離職率第ワースト1位「宿泊業・飲食サービス業」52.3%離職率第ワースト2位「生活関連サービス業・娯楽業」48.6%
離職率第ワースト3位「教育・学習支援業」 48.5%
となりました。
これらワースト3の全ての共通点は、BtoCの業種と言う事です。
お客さんに直接関わる仕事は離職率は高い傾向にあります。
既卒者、第二新卒の転職、就職活動は8月以降が狙い目
卒業後3年以内の既卒者、第二新卒者の入社を受け付けるか?というアンケートをリクナビnextが企業におこなったところ、
「卒業後3年以内の既卒者、第二新卒者を受け付けている」と答えた企業は66.0%でした。
ですが実際に「既卒者、第二新卒者に内定を出した」企業は14.2%に留まりました。
この結果を見てもわかるように、既卒者、第二新卒者の就職状況は、現実は厳しいようです。
しかし既卒者、第二新卒者にも明るい材料(ニュース)があります。
企業は従来、新卒採用を3月に行っていました。
しかし2017年度は、従来の予定を大きく変更して、新卒の就職説明会を3月〜5月、採用を6月〜9月に行うことになっています。
2017年度は就活短期化と言われています。
就活短期化により8月〜9月に新卒の採用は終了します。
これにより内定辞退や新卒の人数確保が不可能になった場合「新卒が採用できなければ既卒、第二新卒を受け入れよう」と考える企業が増えています。
既卒者、第二新卒の就職活動は今から準備を行い、8月に就活をスタートすることをお勧めします。
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