近年の就職状況と2017年の就職状況をまとめました。
歴史から紐解く2017年度の就職活動の傾向とは?
1989年 バブルがはじけ就職氷河期
1990年前後にバブルがはじけてしまい、日本経済は長期的な停滞を続けていました。学校を卒業して就職が困難になることを就職氷河期と言います。
1993年〜2003年 第1波就職氷河期
バブルのしわ寄せがこの頃の就活生を襲います。2001年には911が発生しさらに状況は悪化。
新卒入社できなかった現在の30代後半の世代を、ロストジェネレーションと呼んでおり大きな社会問題ともなっています。
2006年 氷河期の終わり?
そんな長い氷河期も一瞬終わりを迎えようとしていました。2006年後半に雇用が回復し、2008年前半まで就職状況が回復しました。
景気が回復し、団塊世代の退職が重なり、就職状況が改善した夢のような2年間はすぐに終わりを迎えます。
2008年 第二波就職氷河期〜リーマンショック〜
2008年アメリカの大手銀行、リーマンブラザーズが突如倒産しました。世界中がまた不況に陥ってしまいます、これをリーマンショックと呼びます。
リーマンショック以降、就職活動大氷河期時代がはじまります。
2010年-ユーロ危機
2010年欧州ソブリン危機または欧州債務危機、欧州経済危機、欧州危機、通称ユーロ危機は、2009年10月のギリシャ政権交代による国家財政の粉飾決算の暴露から始まる、経済危機の連鎖で就職活動にも大きな影響を及ぼしました。
世界恐慌の引き金になりました。
2011年 最悪の就職氷河期〜3.11〜
リーマンショックの打撃を受けた日本経済は、一向に回復せずリーマンショックから3年後の2011年には東北で大震災が発生しました。
就職活動、真っ只中のなか就職活動は一時停止しました。大手就職支援サイトでは編集長から各学生に『大変な時代に突入しました…。』というメッセージが送られていました。
12年度卒業の就活生は3.11の影響を大きく受けてしまいます。入社した会社にこの世代が何故か一人もいない…。なんてことは普通の事です。
第二波就職氷河期終わり(2016年)
就職や雇用が回復したとニュースでは大々的に報道されていますが、あまり実感はありませんね。
しかし長い間、採用を行わなかった企業は氷河期時代の穴埋めと言わんばかりに新卒を多く採用し始めました。
就職氷河期時代も終わりを迎えました。
2017年-就職活動短期化/イギリスのEU離脱による就職活動への影響
2017年度の就職活動は超短期化と言われています。就職説明会、エントリーシート受付は3月〜5月、選考、面接は6月〜9月に行われます。
2016/6/24にイギリスがEUから離脱しました。キャメロン首相も辞任を表明しています。
まだ就職活動への懸念材料になるとは限りませんが、ユーロ危機のような状態に陥る可能性もあり警戒が必要です。
詳しくは以下の記事を御覧ください。
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就職状況は時代の流れに大きな影響を受けてしまいます。
最近では2011年度に、苦しい思いをして就職した学生が面接官、人事を行う事もあるようです。
新卒の就活で苦しんでいる皆さんの気持ちが痛いほどわかる面接官なので、若い面接官は学生の話を親身に聞いてくれる人が多い様です。
就職活動は不安がつきものですが、力み過ぎず少し心に余裕を持って就職活動をおこなってください。
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