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早期選考の難易度は?合格率と早期内定を獲得するための対策を解説

早期選考を実施する企業はここ数年で増えてきましたが、早期選考には公的な指針がありません。そのため実状が掴みづらく、エントリーするにも二の足を踏んでしまう就活生が多くいます。

就活生のなかには、「早期選考を検討しているけど内定はもらえるの?」「早期選考で内定を得るための対策を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、早期選考の難易度と早期内定を獲得するためにすべき対策を徹底解説します。

【おさらい】早期選考とは

早期選考とは、大学3年生3月の本格的な就活解禁よりも前に行われる選考のことです。早いものだと大学3年の夏から選考が始まり、10月には内定が出るものもあります。

早期選考には公的なスケジュールがありません。エントリー期間や選考フローは企業ごとに異なるため、自分で調べたり就活サイトを活用したりして情報収集する必要があります。

早期選考は非公開で行われることがほとんどです。早期選考に応募したい方は、説明会やOB訪問、インターンなどに参加して企業と接点を持つことが重要です。

早期選考の合格率は?合格率が高い企業の特徴も

早期選考は本選考よりも受かりやすいといわれています。

以下は、キャリタス就活2023が行った「7月1日時点の就職活動調査」の結果です。就活解禁とされる3月時点で、すでに3割近くの就活生が内定をもらっていることがわかります。また、2020~2022年の3年間で早期内定率は徐々に上がってきています。

あくまでもこの結果は全体の数字であり、実際の倍率や合格率は企業によって異なります。

しかし早期選考に参加した学生の4人に1人以上は内定を獲得していることは事実です。ここでは、特に合格率が高いとされている企業を紹介します。

合格率が高い企業①外資系企業

外資系企業は、早期選考で大学3年生の秋頃には内定を出すところが多いです。

ほとんどの場合、夏に行われるインターンへの参加がエントリーの条件となっており、このインターンが事実上選考フローの一部となっています。

もともと難易度が高い外資系企業ですが、早期選考のほうが大学4年生の春から始まる本選考よりはライバルが少なく、倍率が低い傾向にあります。

早期選考フローに乗るためには、大学3年生の春から計画的にエントリーシートや自己分析などを始めておくことが重要です。

合格率が高い企業②ベンチャー・中小企業

ベンチャー企業や中小企業も早期選考で内定を出すことが多いです。就活解禁後は、知名度の高い大手企業に就活生が流れてしまうため、「早期選考で先駆けて優秀な人材を確保したい」という狙いがあります。

さらに早期選考の時点では採用枠に余裕があり、採用にも積極的なので、うまく企業とマッチすれば早期内定をもらえる可能性が十分にあります。

「内定をもらうことで精神的な余裕をもって就活に取り組みたい」という方はベンチャー企業や中小企業の早期選考がおすすめです。

早期選考の合格率が高いと言われる理由

早期選考の合格率が高いとされる理由には下記の3つが挙げられます。

  • 参加する就活生が少ない
  • 選考対策が不十分な就活生が多い
  • 企業の採用枠に余裕がある

ここからは、各項目を詳しく解説します。

参加する就活生が少ない

選考開始が早ければ早いほど、参加する就活生は少なくなります。志望度の高い企業がある場合は、よりライバルが少ない早期選考で内定を狙うとよいでしょう。

ただし、本選考と同様、対策や準備が不十分だと当然不採用になってしまいます。

早期選考のメリットであるライバルの少なさを有効活用するには、就活の準備をできるだけ早めに開始することが非常に重要です。

選考対策が不十分な就活生が多い

早期選考の特徴は本選考と比べて準備期間が短いことです。就活において自己分析や面接対策は大変重要ですが、これらが不十分なまま早期選考にエントリーしてしまう就活生が多くいます。

一方で早期選考を実施する企業は、志望理由が明確でやる気のある学生を求めています。

早くから自己分析や面接対策を行い、企業分析をする余裕をもって選考に臨むことが、周囲との差別化と内定獲得につながります。

本格的な自己分析を行い、周囲の就活生よりもリードした状態で早期選考に臨みたい方は、下記の記事もあわせてチェックしておきましょう。

【就活生向け】自己分析の簡単なやり方を解説!する意味・おすすめのサイト・ツールも

企業の採用枠に余裕がある

企業は毎年採用人数に定員を設けていることがほとんどです。しかし、早期選考と本選考でそれぞれ何人取るかは決めていません。早期選考で採用したい人材が多く見つかった場合、それに伴って本選考での採用人数が少なくなります。

ライバルとなる就活生の人数が同じだったとしても、早期選考の方が倍率が低いため、内定をもらいやすいです。

早期選考を受ける際に知っておくべきこと

早期選考は本選考と比べて合格率が高いため、まったく受けないよりは1社でも受けるべきです。しかし、本選考にはないリスクもあります。次に挙げる3つのポイントを理解した上でエントリーする企業を決めましょう。

  • 本選考にエントリーできない可能性がある
  • ライバルが手強い
  • 内定を得ると就活解禁時にやる気がおこらない

ここからは、知っておくべきことを詳しく紹介します。

本選考にエントリーできない可能性がある

早期選考でエントリーして不採用となった場合、本選考にエントリーできなくなる恐れがあります。

志望度が高い企業の早期選考に参加する場合は、事前に募集要項を確認したり人事担当者に早期選考の概要を問い合わせたりするようにしましょう。

早期選考で内定をもらうには、その企業に合わせた十分な対策を練ることが大切です。もし再エントリーが不可、かつ準備が間に合わないようなら、早期選考は見送り、本選考に向けて体制を整えた方が賢明でしょう。

ライバルが手強い

早期選考は本選考よりも倍率は低いものの、ライバルとなる就活生が手強い場合があります。企業は早期選考において「選考に間に合うように逆算して就活の準備をしている=優秀な学生」を期待しています。

選考に参加する就活生が少ないからといって、エントリーすれば簡単に受かるものではありません。ライバルに負けないようしっかり選考対策をしましょう。

内定を得ると就活解禁時にやる気がおこらない

早期選考で内定がもらえた場合、いざ本格的な就活解禁となったときにモチベーションが上がらない可能性があります。「内定がある」という安心感により、就活に貪欲になれない状態になるかもしれません。

就活の目的は「内定をもらうこと」ではなく、「希望する企業に就職すること」です。早期選考で滑り止めの確保を狙っている場合は、本来の目標を見失わないように注意しましょう。

早期選考の合格率を上げるためにするべき対策

早期選考で内定を得るためには、次の3つの対策が重要です。

  • 徹底した自己分析をする
  • 選考情報を収集する
  • インターンに参加する

また、早期選考を受けたい方は、合格率を上げることだけでなく、探し方にも力を入れることが大切です。早期選考の探し方については、次の記事を参考にしてください。

早期選考の難易度は?合格率と早期内定を獲得するための対策を解説

ここからは、早期選考の合格率を上げるコツを詳しく紹介します。

徹底した自己分析をする

早期選考で内定を得るために、まず徹底した自己分析を行いましょう。早期選考においては、自分の強みと志望度をアピールすることが重要です。

自己分析をすると、企業に対する明確な志望理由を見つけることができます。また不意な質問にも一貫性をもって応えられるようになるので、面接でも好印象を与えられます。

自己分析が初めての方や合っているのか不安という方は、就活サイトが提供している自己分析ツールを活用するとよいでしょう。早期選考まで時間がなくてもスピーディに自己分析が進められます。

自分の力で自己分析をする場合は、正しいやり方を知っておくことが重要です。自己分析の本格的なやり方は、下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。

【就活生向け】自己分析の簡単なやり方を解説!する意味・おすすめのサイト・ツールも

選考情報を収集する

企業の選考情報を事前に収集しておけば、選考に乗る機会を逃したり、準備不足で面接に臨んだりする事態を防げます。

情報収集をする際、一つひとつの企業を調べるのは大変な手間になります。逆スカウト型の就活サイトやエージェント型の就活サイトへ登録すると、自分では見つけられない採用情報が入手できるためおすすめです。

インターンに参加する

インターンは早期選考につながる可能性が高い就活イベントです。

株式会社ディスコが行った調査結果によると、インターンシップに参加した学生に対して何らかのフォローをする企業が全体の9割近くあったとのことです。さらに、具体的なフォロー内容として「参加者限定早期選考の案内」を挙げた企業が半数以上いました。

企業について深く理解できると同時に早期内定に近づく手段にもなるので、インターンには積極的に参加しましょう。

大学3年でインターンに行かないのは選考に不利か?行かない学生が知っておくべきポイントを徹底解説

早期選考の合格率を上げるために利用したい就活サイト3選

早期選考の合格率を上げるためには、個人で準備を進めるだけでなく、就活サイトに頼ることがおすすめです。

就活サイトでは、就活生の内定獲得を支援するサービスが充実しています。たとえば、個人では取り組みにくい、書類添削・面接対策をしてもらうことが可能です。

ここでは早期選考の合格率を上げるために利用したい就活サイトを3つ紹介します。

キャリアチケット

キャリアチケットは、親身なヒアリングで効率的な就活をサポートする就活エージェントです。

ヒアリングの結果から自分の強みと企業のニーズが合うところを選んでくれるため、価値観が合わない企業の選考で時間を無駄にしてしまう心配がありません。

最短2週間で内定を獲得した実績があり、短期間で効率的に内定が欲しい方におすすめです。

ジョブスプリング

ジョブスプリングは、エージェントサービスからイベント・セミナーの開催まで行なっている就活エージェントです。面談を経て厳選した3〜4社のみを紹介します。

自分にマッチする企業を紹介してもらえるため、ジョブスプリングで求人紹介を受けると長く勤められる企業と出会えます。

LINE登録で簡単にサービスが使えるようになります。気軽に就活サイトを利用してみたいという方におすすめです。

ミーツカンパニー

引用:ミーツカンパニー

ミーツカンパニーは就活のサポートに限らず合同説明会や選考直結型イベントも開催している就活エージェントです。

非公開求人の情報が得られたり、その場で選考オファーがもらえたりするため、就活の幅を広げたい方や就活をスムーズに進めたい方におすすめです。

まとめ

早期選考は本選考よりも受かりやすい傾向にあります。その理由としては「本選考より倍率が低いこと」「採用枠に余裕があること」が挙げられます。

早期選考で確実に内定を得るためには、徹底した準備をして周囲と差をつけることが重要です。
自己分析や情報収集などは早めに始めましょう。

またインターンの参加が早期選考の入り口となることも多いので、積極的に参加することをおすすめします。

「企業・業界研究を進めながら早期内定も欲しい」という方には、ミーツカンパニーがおすすめです。ミーツカンパニーが開催する選考直結型のイベントや合同説明会に参加して、視野を広げながら就活も進めていきましょう。