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早期選考の探し方を徹底解説!いつから始まるのか対策についても

この記事を読んでいる人の中には「早く内定をもらって就活を終わらせたい」と感じている人も多いのではないでしょうか。

早期選考をうまく利用すれば、大学4年生の春までに就活を終わらせることも可能です。

この記事では、早期選考について知っておくべき基本的な知識と、早期選考を行う企業の探し方を紹介します。

早期選考とは

早期選考とは、通常の日程よりも早くから行われる選考のことです。通常の選考は大学3年生の3月~4年生の4月頃に開始される一方で、早期選考では大学3年生の夏頃には既に選考が始まっていることがあります。

経団連が21年春以降の「採用指針(就職・採用活動のルール)」を定めなくなったことから、早期選考を行う企業の数は年々増加しています。

下記は、株式会社ディスコが調査した2023年卒採用 内定動向調査/2024年卒採用計画の結果です。

株式会社ディスコが全国の主要企業を対象に行った調査結果からは、半数近い企業が大学3年生の2月以前から「エントリーシートの受付」を開始していることがわかります。また、6割を超える企業が大学4年生の4月以前から「内定出し」を開始している状況です。

早期選考で早めに内定を出すことが、徐々に一般的な就活の流れになってきていることがうかがえます。ここからは、早期選考の特徴をより詳しく紹介します。

本選考より受かりやすい

早期選考は本選考よりも受かりやすいとされています。その理由として、主に次の2点が挙げられます。

エントリー数が少ない

早期選考は、インターンや説明会への参加が条件となっており、基本的には限られたルートからのみエントリーできる選考です。

本選考よりも門戸が狭いため、ライバルとなる就活生の数がかなり少ないという特徴があります。

また、早期選考は本選考よりも準備期間が短いため、自己分析や志望動機の明確化ができないまま選考に参加する学生が多い傾向です。

つまり、スケジュールを逆算し準備万全で臨むことができれば容易に周囲との差別化が可能です。

企業側が採用に積極的

早期選考の時期は採用枠に余裕があるため、企業は「欲しい」と感じた就活生を積極的に採用できます。

早期選考を行う企業の意図は、優秀な人材を確保することです。優秀な就活生は内定を出す時期が遅くなると、大手企業に人材を取られてしまう可能性が高く、早期選考を通じて積極的に内定を出します。

企業に対して自分を採用するメリットをしっかりとアピールできれば、早期内定の獲得につながります。

早期選考の合格率については、下記の記事で詳しく紹介しています。難易度を理解した上で早期選考に臨みたい方は、次の記事もあわせて読んでおきましょう。

早期選考の難易度は?合格率と早期内定を獲得するための対策を解説

早期選考は業界によって実施状況が異なる

早期選考はすべての企業で行っているものではありません。ここでは早期選考を積極的に行う傾向にある企業の特徴を解説します。

外資系企業

外資系企業の多くは通年で人材を募集する傾向が強く、早期選考の期間にも採用活動を行っています。

多くの外資企業では、大学3年の時期に実施されるインターンの参加がエントリーの必須条件となっています。

外資系企業への選考参加を検討しているのであれば、エントリー条件を事前に確認することが必要不可欠です。

ベンチャー・中小企業

大手企業よりも認知度の低いベンチャー企業や中小企業は、本選考で大手企業に優秀な人材を取られてしまう事態を避けるために早期選考を行うところが多くあります。同じ理由から、内定を出すまでのスピードも速いことがほとんどです。

精神的な余裕をもって就職活動に取り組みたいという方は、ベンチャー企業や中小企業の早期選考で早めに内定を獲得すると良いでしょう。

あくまでも、外資系企業やベンチャー・中小企業で早期選考が多いだけであり、一部の大手企業でも早期選考を実施するケースがあります。

気になる企業がある際は、早期選考が行われる可能性があるのかを、各企業の採用ページや就活サイトなどでチェックすることが大切です。

早期選考の一般的なスケジュール

一般的に早期選考では、大学4年生の春ごろに内定が出始めます。下記は、早期選考のおおよそのスケジュールをまとめたものです。

早期選考の一般的なスケジュール

大学3年生:10月~2月に応募・選考が行われる
大学4年生:4月~5月に内定が出る

ただし、早期選考には公的なスケジュールがありません。企業ごとに独自のスケジュールと選考フローが組まれています。実際に早いものだと、大学3年生の夏から選考が始まり10月には内定が出るものもあります。

希望する企業の選考に応募する機会を逃さないためには、早期選考している企業を事前にリサーチし、スケジュールを逆算しておくことが重要です。

早期選考の探し方

いざ早期選考に挑もうと思い立っても、「早期選考を行っている企業をどうやって探せばよいかわからない」ということもあるでしょう。

ここでは、早期選考を実施する企業の探し方を紹介します。

インターンシップに参加する

インターンシップに参加すると、非公開の情報を入手できる可能性が高い傾向にあります。よって、早期選考の採用情報も得られる可能性も高いと言えます。

インターンシップの参加が早期選考の参加条件になっていることも珍しくありません。インターンシップの参加には労力を要しますが、気になる企業がインターンシップを実施している場合は、積極的に参加しましょう。

なお、大学生のインターン参加社数は一人あたり4.4社です。インターンへの行き過ぎは学業に支障をきたすためあまりおすすめできませんが、3〜5社程度のインターンには参加すべきです。
(出典:マイナビキャリアリサーチLab「2023年卒大学生インターンシップ調査~中間総括~」

中小規模の合同説明会などのイベントに参加する

企業が5〜6社ほどが参加するような中小規模な就活イベントでは、座談会や人事担当者とマンツーマンで話す機会があるものがほとんどです。

人事担当者にうまくアピールできれば、インターンに招待してもらえたり特別ルートの選考を案内してもらえたりする可能性があります。

就活エージェントを活用する

就活エージェントを活用するメリットは、「非公開の採用情報が得られること」「就活のプロのサポートが受けられること」の2つです。

早期選考ではルートを限定して募集を行う企業が多く、企業と直接コネクションを持つ就活エージェントを利用することで早期選考に応募できる可能性が高まります。

また、自己分析や面接対策もしてくれるため、他の就活生との差別化ができ、内定獲得への近道になります。

リクルーター面談を利用する

リクルーター面談とは、「リクルーター」と呼ばれる人事部から依頼を受けた社員が、面接よりカジュアルな雰囲気で学生と面談をすることです。

リクルーター面談で企業への適性が認められれば、特別ルートでの選考を受けられる可能性があります。

リクルーター面談は、OB訪問や説明会への参加を通して企業側に自身を認知してもらうことで実現します。企業と接点を持てる場には、積極的に足を運びましょう。

スカウト型就活サイトを利用する

スカウト型就活サイトで自分の情報を登録しておけば、他の就活準備をしながら企業からスカウトを受け取ることが可能です。人事担当者とうまくマッチすれば、特別選考を用意してもらえ、早期内定につながることもあります。

ほかにも、自分では見つけられなかった優良企業と出会うきっかけにもなります。時間の有効活用に加え、就活の視野を広げることにもつながるため、スカウト型就活サイトには、ぜひ登録しておきましょう。

SNSを活用する

最近は、就活の情報を集める際に、SNSを活用する就活生が増えています。株式会社No Companyが実施した調査によると、次のような結果が出ています。

こうした状況を踏まえて、SNSでインターンシップや採用情報を発信する企業も増えてきています。日頃から利用するSNSを就活に活用することで、情報の取りこぼしが防げます。

また、SNSを通して同じ企業や業界を希望する就活生とつながることも可能です。SNSでのつながりは、就活の情報収集に役立つほか、モチベーションの維持・向上にもなるでしょう。

早期選考を順調に通過するためにするべき対策

早期選考では事前に十分な準備をすることが内定獲得の鍵になります。特に下記の2つは押さえておきましょう。

  • 徹底した自己分析をする
  • 面接・グループディスカッションに備える

以下では、上記の対策をすべき理由を詳しく解説します。

徹底した自己分析をする

企業は早期選考によって「優秀な人材を確保したい」と考えています。

ここでいう「優秀な人材」とは、学歴や経歴だけを評価したものではありません。企業に「採用したい」と思わせるためには、その企業に合わせた自己PRや明確な志望理由が非常に有効です。

選考開始までに徹底した自己分析を行い、自分の就活の軸やアピールポイントを把握し、うまく言語化できるようにしておきましょう。

早期選考に向けて、本格的な自己分析を行いたい方は、下記の記事をあわせてチェックしてください。

【就活生向け】自己分析の簡単なやり方を解説!する意味・おすすめのサイト・ツールも

面接・グループディスカッションに備える

本選考同様、面接やグループディスカッションは選考結果にかなり大きな影響をもたらします。

しかし早期選考では準備期間が短く、対策不十分なまま本番に挑んでしまう就活生がほとんどです。

他の就活生と差別化をして企業にアピールするために、面接・グループディスカッションの準備は早めに行いましょう。

早期選考に探すときに役立つ就活サイト

早期選考に参加するためには、情報収集と事前の準備が重要です。ここでは早期選考を実施している企業を探し、選考を通過するために役立つサイトを紹介します。

早期選考に応募できる可能性を広げたい方は、複数の就活サイトを利用することがおすすめです。

dodaキャンパス

dodaキャンパスでは、「キャリアノート」を作成することで企業からオファーを受けることができます。

大手からベンチャーまで全6,200社以上の企業が登録しているため、幅広い企業と接点を持つことが可能です。また、独自のイベントも開催しているため、就活の情報収集や対策にも役立ちます。

Offerbox

引用:Offerbox

Offerboxは新卒就活で最も人気なオファー型就活サイトです。企業がオファーを送れる数に制限を設けているため、定型文のような適当なオファーが送られてくる心配がありません。

企業側は、適性があると判断した就活生のみをオファーします。選考に参加すれば、内定がもらえる可能性が高いと言えます。

ただし、OfferBoxからオファーしてもらえたからといっても、必ず内定を得られるわけではありません。選考で落ちる可能性もゼロではないため、内定を得られる可能性を高めたい方は、下記の記事も必ずチェックしておきましょう。

オファーボックス(OfferBox)で落ちた理由は?対策方法を徹底解説!

キャリアチケット

キャリアチケットは、手厚いサポートで高い満足度を誇る就活エージェントです。

1人あたりに紹介する企業の数は平均5社で、「量より質」の就職活動を掲げています。選考の日程調整から面接後のフォローまで行ってくれるため、早めの内定獲得が期待できます。

まとめ

早期選考は、本選考よりも内定をもらいやすい選考として知られています。確実に合格率をあげるためには、早めの自己分析や面接対策などが重要です。

また、就活サイトやSNSを活用して情報の取りこぼしがないように準備することも大切になります。

早期選考の募集要項は、インターンシップや説明会などのイベントに参加することが必須となる場合もあるため、積極的に足を運びましょう。

早期選考を行う企業を効率的に見つけてエントリーしたい場合は、逆求人型の就活サイトが便利です。中でもOfferboxは企業が適性があると判断した上でオファーを送ってくるため、エントリーすれば内定がもらえる可能性が高いです。

早めに内定をもらって安心して就活に取り組んでいきたいという方は、Offerboxに登録しましょう。