23年卒・24年卒の就職活動は、情勢の影響を受けて例年の就活よりも「やばい」と言われることが多くありました。
25卒の就活も同様にさまざまな影響により、就活を進める環境がやばくなることが否定できません。25卒の就活を有利に進めるためには、25卒の就活時に考えられるやばい理由を理解し、就活の準備を事前に取り組むことが重要です。
この記事では、25卒の就活がやばいと言われる理由とやばい就活生にならずに済む方法を解説します。余裕を持って就活を進めたい25卒の学生は、ぜひ参考にしてください。
25卒の就活がやばいといわれる理由
近年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、新卒者の採用率や有効求人倍率の低下がみられるため、25卒の就活はやばいと言われています。
他にも、不安定な世界情勢と円安の進行から25卒の学生の就活に影響がないのか不安に感じている学生も多くいるでしょう。
厚生労働省は、「一般職業紹介状況」を毎月公開しています。「一般職業紹介状況(令和4年6月分)について」を見ると有効求人倍率は1.27倍で、求職者1人に対して約1件の求人がある状況です。つまり、求職者が選り好みして就職先を選びにくい環境だと言えます。
(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年6月分)について」)
やばいのは本当!?近年における大卒者の就活事情
2021年以降の就活では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、業績が悪化した企業を中心に採用活動を見送る動きが見られます。
これまで対面式だった面接や説明会がオンラインで行われることや、旅行業界などの企業の採用率の低下など社会全体に大きな混乱がみられました。
下記の表は、大学卒業後の就職率をまとめています。
卒年度 | 就職率 |
2022年卒 | 95.8% |
2021年卒 | 96.0% |
2020年卒 | 98.0% |
2019年卒 | 97.6% |
2018年卒 | 98.0% |
(出典:厚生労働省「大学等卒業予定者の就職内定状況調査(大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況等調査):結果の概要」)
20年卒までの就職率と比べると若干数字は下がっているものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた21卒や22卒の就職率も95%以上あります。就職率だけを見ると、世間的に言われるほど大学生の就活状況は悪くありません。
リーマンショック時の就職率が91%台まで落ち込んだことを踏まえると、25卒の就活は前もって準備すれば、就職先を見つけられる学生がほとんどであると考えられます。
新型コロナウイルスの影響で業績が下がった業界だけでなく、上がっている業界も見られます。例えば、IT業界・物流業界・家電業界などは、業績が伸びて採用枠が広がっている業界の代表例です。
就職先を探す際は、成長している業界を中心に応募すると内定を得られる可能性が高まるでしょう。
25卒の就活はいつから開始すればいい?
一般的な就活では、大学3年の3月から会社説明会がスタート、大学4年の6月から選考が解禁されます。
就活を有利に進めたい25卒の学生は、大学3年の夏休みごろから就活の準備に取り組むことがおすすめです。
就活の準備を前もって始める方は、次のような就活イベントに参加することをおすすめします。
就活に関するイベントは、就活サイトを運営する企業が開催しています。就活に関するイベントに参加したい方は、どのような就活サイトがあるのかを知ることから始めてみましょう。
就活がやばくなる25卒の特徴3つ
下記の項目に該当する就活生は、就職先がなかなか決まらない恐れがあります。
- 就活開始時期が遅い
- インターンに参加しない
- 自己分析ができていない
ここからは、就活がやばくなる25卒の特徴を詳しく紹介します。
①就活開始時期が遅い
就活の開始時期が遅い場合は、就活がやばくなります。先にも述べたように、就活開始時期は大学3年生の6月頃からだと言われています。
そのため、大学3年生の6月から就活を始めようと考えている方もいるでしょう。しかし、選考開始時期が6月になっているだけで、会社説明会や選考への応募は4〜5月に終了します。
応募締め切りなどに間に合わなかった場合は、二次選考を実施する企業のみしか応募できません。内定を得られる機会が大幅に減るだけでなく、一次選考で採用を締め切る企業には応募できない恐れがあります。
近年は、インターンなどの就活イベントを用いて就活生を囲い込む企業もあり、就活生は早めに就活の準備を進めることが欠かせない状況となっています。
②インターンに参加しない
就活がやばくなる学生には、インターンに参加しないという特徴が見られます。インターンは、企業説明を受けたり実際の業務を体験できたりする就活イベントの一つです。
インターンに参加しない場合、企業のリアルな情報を得られにくくなるため、面接時に話す志望動機が薄くなる恐れがあります。
企業のなかには、面接時に「弊社のインターンには参加しましたか?」と質問する企業も一定数存在します。
採用・不採用に直接は関係しないものの、「インターンに参加してません」と回答すると、採用担当者からの評価が下がる可能性がゼロではありません。
③自己分析ができていない
自己分析ができていない就活生も、就活がやばくなる可能性が高いと言えます。自己分析は自分に合った仕事を探すために、自分が重視していること・大切にしている考え方などを深掘りする作業のことです。
自己分析が深くできていない場合、どのような企業に応募すべきか迷いやすく、就活開始が遅れる恐れがあります。
自己分析は、志望動機や自己PRを考える際にも重要になる作業です。自分の得意なこと・長所が仕事でどのように活かせるか考えておきましょう。
やばい就活生にならないため25卒ができること5つ
やばい就活生にならないためには、下記の方法に取り組みましょう。
- 自己分析をする
- 就活サイトを利用する
- 企業のホームページから直接応募してみる
- SNSを利用する
- インターンに参加する
就活に向けた準備は、早く取り組むことが重要です。以下では、やばい就活生にならないために取り組むべき5つのことを詳しく紹介します。
①自己分析をする
就活をする上で、自己分析をすることは欠かせません。自己分析は自分に合った仕事や企業を見つけるとき以外にも、面接時などに役立ちます。
自己分析をする際は、今までにがんばったことや得意なことを思い出してみることが大切です。また、自分が希望している業種で働きたいと思ったきっかけを「なぜ?なぜ?」と、深掘りしながら考える方法も有効です。
自己分析は、自分のことを深く掘り下げる行為であるため時間がかかる作業です。しかし、自分の力を最大限発揮できる企業を探すためには必須の作業となるため、就活に取り組む際は必ず自己分析を行いましょう。
自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、下記の記事をあわせてチェックしておきましょう。
②就活サイトを利用する
25卒で「就活がやばいかも?」と感じている方は、就活サイトを利用することがおすすめです。
就活サイトは、求人への応募や説明会の情報をチェックできるサイトです。希望している業界で実際に働いている人の声も聞けるため、企業選びの助けになります。
企業の情報を一度に得られることから、就活サイトを利用すると効率よく就活が進められます。「どのような就活サイトがあるのか気になる」という方は、下記の記事もあわせて読んでおきましょう。
③企業のホームページから直接応募してみる
企業のなかには、公式ホームページに採用ページを用意して採用活動に取り組む企業もあります。採用ページを用意している企業の場合、就活サイト経由での応募を実施していない可能性があります。
気になっている企業が就活サイトに掲載されていないときは、企業のホームページに採用ページが用意されていないのかをチェックすることが大切です。
企業の採用ページから直接応募する場合、採用担当者に直接メールが届くことが一般的です。就活サイトを利用するよりも円滑に企業側とやり取りしやすく、選考に至るまでスムーズに進むことが多くあります。
④SNSを活用する
就活を進める際は、就活サイトを利用したり企業のホームページをチェックしたりするだけでなく、SNSで情報収集する方法も有効です。
近年は、SNSの拡散性を利用して就活生を集める企業が多くあります。SNSで企業の情報を探す場合、実際に働いている社員の人柄・どのような仕事に取り組んでいるのかなどがわかりやすく、就職後に職場環境のミスマッチが生じにくいというメリットがあります。
⑤インターンに参加する
インターンは、就活生が希望する企業で職業体験をして、実際の業務や労働環境の理解を深めるためのイベントです。
インターンは1日で終わる「1dayインターン」、1週間程度で開催される「短期インターン」、2週間以上のカリキュラムが用意されている「長期インターン」に分かれます。
なかでも長期インターンは、インターン先の社員や採用担当者と関わる機会が他のタイプのインターンよりも多い傾向です。長期インターンに取り組む姿勢によっては、採用担当者に評価されて選考案内が個別で届くケースも珍しくありません。
個別で選考案内が届く場合は、書類選考や一次面接が免除になる場合があります。就活を有利に進めたい方は、インターンに参加することがおすすめです。
インターンを探す際は「ユアターン」がおすすめ
引用:ユアターン
インターンを探す際は、「ユアターン」を利用することがおすすめです。ユアターンは、長期インターンと短期インターンのどちらも探せるインターン求人サイトです。
長期インターンを利用すると実際の業務に携われるため、ビジネススキルを身に付けられます。他にも、インターンに参加した学生を評価する企業もあることから、インターンは、就活を有利に進めたい学生から人気です。
ユアターンでは、インターンに参加することに不安を持っている方向けに、LINE相談を期間限定で実施しています(2022年8月時点)。LINE相談では、長期インターンの探し方を現役インターン生に質問することができます。
長期インターンに参加してみたいと考えている方は、ユアターンに登録しておきましょう。
まとめ
近年は情勢・金融など、さまざまな影響を受けて就活がやばいと言われています。実際に、新型コロナウイルスが感染拡大した時期の就活では、就職率が例年よりも若干下がっていました。
25卒の就活でも、新型コロナウイルスや世界情勢の影響によって、就活がやばくなると考えられます。しかし、就活イベントを活用して就活情報を早めに集めたり、インターンに参加して企業調査などを推し進めておくと、内定を得られる可能性が格段に高くなります。
「インターンに参加したい」と考えている方は、インターン求人サイトの「ユアターン」を利用することがおすすめです。ユアターンでは、営業・エンジニア・総合職・コンサルなど、人気のある職業のインターン求人が探せます。
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